第3回 N’s KITCHEN お弁当コンテスト
魚部門 入賞作品発表

第3回 N’s KITCHEN お弁当コンテスト<br>魚部門 入賞作品発表

「からだとあたまが喜ぶお弁当おかず」をテーマに、小中高校生のお子さまのお弁当作りをされている保護者様から、魚介類を使ったお弁当おかず写真とレシピ、こだわりポイントを募集しました。

ご応募いただいた魚のおかず作品は、魚料理が好きなお子さまにより美味しく食べてもらいたいという工夫、反対に魚料理が苦手なお子さまにどうやったら食べてもらえるのかという工夫…皆さまのさまざまな工夫が見えました。

すべての応募作品を拝見し、賞を決定しました。受賞された皆さま、おめでとうございます。お弁当おかず写真、レシピ、こだわり工夫、どの面から見ても素晴らしく、審査員全員納得の結果となりました。まずは、最優秀賞1作品・優秀賞2作品の発表です。審査員の岩下美帆先生・古賀圭美先生のコメントとともにご紹介します。

最優秀賞 神奈川県 NAOさん

油揚げまぐろカツ

材料 1人分
油揚げ
まぐろ(柵)
揚げ油
米粉

作り方
① 油揚げの端をカットして裏返す。
② 米粉とお水を混ぜてバッター液を作る。
③ 塩こしょうしたまぐろにバッター液をたっぷりめにつけて油揚げに入れる。
④ 油揚げの端(切った部分)を楊枝で留めて揚げる。

工夫やこだわりポイント
グルテンフリーのまぐろカツです。油揚げを裏返して使うのでサクサクに仕上がります。油揚げにそのまま入れるフライレシピはよくありますが、バッター液をつけて油揚げに入れるところがオリジナルレシピでポイントです。バッター液は卵無しでもOK。アレルギーのあるお子さんも家族みんな一緒に食べられるお魚フライです♪

岩下美帆先生岩下美帆先生
「油揚げを裏返しにして衣にする!」今回のすべての作品の中で一番アイディアが光っていて、作ってみたいお魚料理でした。更には米粉のバッター液を使うことで、手間も省ける上にグルテンフリーという、良質なたんぱく質がとれるヘルシーなメイン料理は育ち盛りのお子さまのお弁当にピッタリですね!素敵なレシピをありがとうございます。

古賀圭美先生古賀圭美先生
色々な工夫がされているレシピだなという印象でした。動物性たんぱく質も植物性たんぱく質も同時に摂れるのが◎!ひと手間ですが、油揚げを裏返して触感にも変化をつけているのがとても良いなと思います。そのひと手間が愛情ですね!もっとヘルシーに仕上げたい場合は、揚げずに焼くのもオススメですよ!

優秀賞 東京都 いおりんさん

みそマヨで食べる お弁当用焼きさば寿司

材料 2人分
さば(半身)…2枚
塩…少々
温かいごはん…1合分(約330g)
いり胡麻…5g
青ねぎ…10g
A 砂糖…大さじ1
A 酢…大さじ1
A みりん…大さじ1/2
A 塩…小さじ1/6
A 味の素(あれば)…少々
B マヨネーズ…小さじ2
B みそ…小さじ1と1/2

作り方
① Aをすべて混ぜ、電子レンジ600Wで1分加熱して寿司酢をつくる。
② Bを混ぜ、みそマヨをつくる。
③ さばは水けをしっかりとる。塩をふり、魚焼きグリルなどで焼いて、粗熱をとる。
④ 温かいごはんに①を混ぜ、いり胡麻と青ねぎを加え、粗熱をとる。
⑤ 粗熱がとれたさばを(皮目を机側に)1切れずつラップの上に置き、みそマヨを塗る。
⑥ 半分に分けたごはんをあらかじめ軽く握ってそれぞれのさばの形に合わせ、さばの上にのせる。
⑦ ラップできつく包む。

工夫やこだわりポイント
お寿司の弁当ってテンション上がりませんか?お醤油なしでもおいしく食べられるみそマヨの工夫をしました。おにぎり並みに簡単で、お弁当の場所をしっかり埋めてくれるので作り手もうれしい。ラップで包んで作るから特別な道具は不要。寿司酢はレンチンで1合分から作れます。ラップのまま切ると崩れません。塩さばでもOK。その場合は、さばに塩をふらないでください。今回は1つはいり胡麻のみ(子ども用)、もう1つはいり胡麻・青ねぎで作りました。大葉やみょうがなどの薬味を加えるのもおすすめです。

岩下美帆先生岩下美帆先生
空弁でも人気の焼きさば寿司。写真と作り方を拝見し、とても食べたくなりました。作り方もお弁当用に工夫されていて、食材も手順もお手軽なのにとても豪華でほんとテンション上がります!ごはんへのひと工夫、そしてお醤油代わりにみそマヨというのもコクがあって食欲をそそりました。素敵なレシピをありがとうございます。

古賀圭美先生古賀圭美先生
お弁当にお寿司が入っていたときのお子さまの喜ぶ顔が目に浮かぶ!そんな一品です。寿司酢も一合分から作れたり、ごはんに混ぜる具材をアレンジできたり、塩さばを使う際のポイントなど、作る方への配慮が随所に感じられ、とても良いレシピでした。今度私も作ってみます!

優秀賞 東京都 へっぽこさん

ポリ袋一つで作れる 枝豆チーズはんぺんバーグ

材料 1人分
はんぺん…1枚
枝豆(むき身)…大さじ4
シュレッドチーズ…大さじ2
塩昆布…ひとつまみ
バター…小さじ1
ポリ袋…1枚

作り方
① ポリ袋にはんぺんを入れて、形がなくなるまでもむ。
② 枝豆、チーズ、塩昆布を入れて、ふんわりともんで、ハンバーグのように成型する。
③ フライパンにバターを入れ、②がきつね色になるまで弱火から中火で焼く。
※ ふっくらと焼けるように押し付けて焼かないのがポイントです。

工夫やこだわりポイント
包丁を使わず、ポリ袋だけで作れて、片付け簡単。朝の時短にぴったりレシピ。はんぺんを成型したあと、片栗粉をつけたり、バター醤油で味付けしたり、色々試しましたが、片栗粉がなくてもちゃんと形を保っていました。 はんぺん、チーズ、塩昆布に塩味があるので、醤油は不要でした。 また、4等分に小さくもしてみましたが、地味に手間がかかるので、朝の忙しい時はどーんと大きいものを1つ作れば十分。はんぺんに混ぜる枝豆は、もう少し増やしても形を保っていられそうです。 簡単に作れて、はんぺんから魚のたんぱく質、枝豆から植物性たんぱく質を得られるレシピです。

岩下美帆先生岩下美帆先生
子どもも大人も大好きなはんぺんを使ったとても重宝しそうな時短レシピですね!朝の忙しい時間に片付けの手間も省けるのもありがたいです。枝豆に塩昆布という組み合わせがおいしそうで、大きいバーグにするというのもとてもよいアイディアだと思いました。素敵なレシピをありがとうございます。

古賀圭美先生古賀圭美先生
何度も試作を繰り返してくださった努力の結晶のようなレシピだなと感じました。試行錯誤の結果の最善のレシピ、最高です!包丁を使わずに作れるのも、忙しい方にとっては嬉しいポイントですね。朝の慌ただしい中でもストレス無く作れるので、たくさんの方にこのレシピを知っていただけることを願っています!


続いて、佳作15作品の発表です。タイトルとお名前のみ掲載します。詳しくは発表ページをご覧ください。

佳作

大阪府 チョコ・ミルクさん 「青じそ香る丸ごとししゃもWチ-ズフライ」

埼玉県 さばバーグさん 「ヘルシーさばバーグ」

兵庫県 m0601bentoさん 「えびとほたての炊き込みピラフ」

東京都 ひかりママさん 「メカジキのピリ甘スティック」

神奈川県 でぶねこばさん 「あじばーぐ」

大阪府 匿名希望さん 「あじの梅いんげん揚げ」

石川県 liplope_kitchenさん 「魚のすり身揚げ」

兵庫県 和代さん 「秋鮭ちゃんちゃん焼き」

埼玉県 こうママさん 「かにかまとコーンの長芋おやき」

神奈川県 りんゆやさん 「白身魚とマッシュポテトのコロッケ」

東京都 執事パパさん 「えびと小柱、はんぺん、あおさのりのフワフワ揚げ」

千葉県 たみさん 「さんまの蒲焼きおにぎり」

静岡県 だいあなさん 「大好きお刺身大変身」

埼玉県 パトパトさん 「さばと野菜の和風あん」

沖縄県 ゆーさん 「鮭とじゃがいものごま衣コロッケ」


協賛賞3作品の発表です。選考理由とともにご紹介します。

ヤマキ賞 東京都 パタパタママさん

鮭アレンジおにぎり

材料 1人分
ごはん…150g
鮭フレーク…大さじ1
冷凍枝豆…15房
天かす…大さじ1
白ごま…小さじ1
麺つゆ…小さじ1

作り方
① 冷凍枝豆を流水で解凍し、房から出しておく。
② ごはんにその他の材料を混ぜて、おにぎりにする。

工夫やこだわりポイント
混ぜるだけの簡単具だくさんのおにぎりです。天かすと麺つゆが入ると、さらにおいしさアップです。彩りで枝豆も入れました。ピンクとグリーンで見た目も華やかになります。栄養バランスを考えたいけど、とにかく忙しい朝は手をかけられない!そんな楽したい時のレシピです。子どもも喜んで食べてくれます。

選考理由
火を使わないで簡単にできることが、レシピの大きなポイントです。忙しい朝の時間で簡単にできるメニューはありがたいですよね。忙しいながらも、優しい保護者さまの姿が頭の中で映像として見えた気がします。日々の生活にヤマキ商品が少しでも役に立っていることが、嬉しく思います。

シモジマ賞 埼玉県 かおりさん

魚介だし香る~えびのキッシュ~

材料 3人分
卵…1個
ほたて貝柱だし(粉末)…1g
餃子の皮…4枚
A ゆでえび(刺身用)…4尾
A ゆで枝豆…20粒
A 冷凍ほうれん草…10g
A グラタン用チーズ…8g

作り方
① 卵とほたて貝柱だしをよく混ぜ合わせる。
② 電子レンジ可能なお弁当カップ4枚に餃子の皮を入れ、器の形になるように敷く。
③ ②にAを並べる。(海老が見えるように入れると出来上がりが綺麗です。)
④ ③に①をゆっくり入れ、600Wの電子レンジで1分加熱する。
⑤ 足りなければ様子を見て加熱する。(1つずつ作ると綺麗にできます。)

工夫やこだわりポイント
我が家の小学生はお弁当にえびが入るとすごくテンションが上がるそうです。今までは冷凍えびを買って、解凍と下処理して、お弁当のたびにバタバタで忙しかったのですが… 最近始めた方法は、スーパーの刺身コーナーにあるゆでえびを使うこと♪そのまま食べれますが、お弁当に入れるので炒めたり蒸したり火を加えるようにしています。子ども用のお弁当は小さいので、たくさんの品数を入れるよりも一品を栄養満点にしたいなと思いました。そこで餃子の皮を器にし、簡単で可愛い、電子レンジレシピを考えました。カップから出してもしっかりした器になっています。えびは子どもが大好きなもの、チーズ、卵、ほうれん草は栄養価が高く、枝豆の彩りもあり可愛くておいしいお弁当のおかずが出来上がったと思います。味付けも工程も簡単です。卵液のだし汁はほたて貝柱のだしを使い、全体に魚介風味でまとめています。

選考理由
簡単で真似しやすい時短なレシピがお弁当のおかずにピッタリだと思いました。魚部門として2種の魚介類(海老・帆立貝柱のだし)を使用されている点や、余りがちな餃子の皮を使用することで食ロス対策にも繋がっていると感じた点が、シモジマ賞に選ばせていただいたポイントです!綺麗に作れるポイントも明記されていてこだわりも感じられます♪食材選びや栄養、彩りの工夫もされており、お子さまへの愛情を感じられました!

ティファール賞 兵庫県 和代さん

さばカレーふわふわそぼろ

材料 2人分
さばの水煮缶…1缶
カレー粉…大さじ1
砂糖…少々
米油…大さじ1

作り方
① フライパンに米油とさばを入れて、さばが細かくほろほろになるまで炒める。
(細かくほぐすことでふんわり食感になり骨もほろほろになります。)
② カレー粉を加えて、さらに炒める。
③ 砂糖を加えて味をまろやかにする。

工夫やこだわりポイント
さば缶はローリングストックとして常備しており、カレーとの相性も抜群です。今回はさばそぼろをカレー味にして、おにぎりやパスタに和えてもすぐ美味しくできる万能常備おかずにしました。カレー粉がない場合はカレールーをこまかく刻んでも美味しいです。(カレールーは小麦粉が入っているのでとろみが出やすいです。)魚の栄養を丸ごと摂れるお手軽ストック料理です。

選考理由
魚の栄養を丸ごと取れること、お子さまの好きなカレー味で見た目もふわふわと美味しそうに仕上げられていること、常備菜として活用できることなど、たくさんの工夫が見られました。魚が苦手なお子さまにもおすすめしたいレシピです。また、ご自身もお料理を楽しまれているように感じられるのも好印象でした。

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