黒米でお弁当のススメ

黒米でお弁当のススメ

黒米、ご存じですか?

紫米とか紫黒米などとも呼ばれ、炊く前は赤みを含んだ黒色です。これを炊いたご飯はさぞ色が暗くなるのでは…?と、思ってしまうのですが、実は白米に混ぜて炊くことで品の良い赤紫色のご飯が楽しめるんですよ。しかも、白米だけの時に比べて様々な栄養価もアップ。これは、試す価値あり!

というわけで、さっそく炊いてみましょう。

今回使うのは、「朝紫」という品種の黒米です。白米1合に対し、大さじ1を混ぜて、30分ほど浸水させたら、通常の水加減・白米の炊飯モードで炊きます。手間としては入れるだけですし、浸水時間も白米と同じでよいので、とってもお手軽です。

はい、炊けました〜。よく混ぜてくださいね。

食べてみると、食感は黒米のプチプチ感がほどよいアクセントになっています。玄米を白米に混ぜて炊いた感じに近いです。私は、もち麦を白米と混ぜて炊くこともあるのですが、もち麦のプリプリ感に比べると主張は控えめ。個人的にはちょうどいいアクセントです。

さぁ、炊けたものをお弁当につめてみましょう。

まずは、ひと口サイズに丸くにぎって、白米だけバージョンと交互につめてみました。おかずは、N’s KITCHENのレシピ「すき焼きのタレでつくる牛丼」「切り昆布と豆苗のツナサラダ」「かにかま卵焼き」の3品です。「すき焼きのタレで作る牛丼」はおかずとして詰めるために汁けをキッチンペーパーでとり、透明のカップに入れています。黒米といっても、白米と混ぜているので全体が黒ぐろとしているわけではなく、赤紫色で大人華やかな色合いに見えますね。

はい、お次。次はさらに、この黒米の色を活かしてみましょう。白米の中に、黒米をハート型にして詰めてみました~!

黒米の色が濃いめなので、かなりはっきりと形が見える(分かる)かなと思います。とりあえず、うちの小学低学年男子は、見てすぐに「ハートだぁ~かわいい~」という反応でした。

忙しい朝に、白米と黒米を両方炊いて作るのは正直厳しいですが、黒米は多めに炊いておいて、冷凍保存などしておいたものを使うなどすると実践しやすいです(しかも、型に入れて冷凍すると尚ラク)。

ちなみに、型は牛乳パック(よく洗って乾かしたもの)を切って、マスキングテープで止めて使います。これだと、お弁当箱の高さや大きさに合わせて型のサイズを調整しやすいですし、マステを剥がせば、型からご飯を出しやすいので便利です。

黒米にこうした色がついているのは、玄米の表面にポリフェノールの一種であるアントシアニンという色素があるためです。ブルーベリーや紫キャベツにも含まれている色素ですね。強力な抗酸化作用があり、認知機能の低下をおさえる働きもあると考えられています。このほか、黒米は白米よりも(発芽玄米よりも)ビタミンB群や葉酸などの栄養素も多く含んでいます。

昔の中国では、皇帝にささげられる薬膳米として扱われていた歴史があったり、病人や産婦の栄養食品とされてきたのだそう。やっぱり、栄養があるってことなんでしょうね。

お手軽に取り入れられて栄養もバッチリ。色味も美しい黒米、ぜひ試してみませんか。

しお しお


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