「おうち野菜」シリーズ、育ててみました⑥ パプリカ編

みなさん、こんにちは。2024年5月から株式会社サカタのタネのご協力のもと、N’s KITCHEN編集部メンバーで家庭菜園を行い「育ててみました」コラムをお届けしました。
5月から育てた振り返りを担当メンバーごとにまとめました。今回は「パプリカ」の振り返りをお届けします。ぜひご家庭で育てる時の参考にしてください。
サカタのタネ「おうち野菜」
家庭菜園で育てやすい野菜を集めたシリーズです。「おうち野菜を通して野菜を作る喜び、成功体験を」という想いのもと、育てやすい・味が良い・サポート充実、と初心者でも取り組みやすいものになっています。
参考文献:サカタのタネ「おうち野菜」ホームページ(https://www.sakataseed.co.jp/special/ouchiyasai/)
※「おうち野菜®」「とってもアイコ®」「くろぷり®」「満天®」「ぱぷりーな®」は 株式会社サカタのタネの登録商標です。
5月 栽培スタート
植え付け

5月10日に苗を植え、17日目の5月27日に白い花が咲きました。一緒にスタートした、ミニトマト、おくら、なすと比べると一番ぐんぐん成長してくれるので、毎日の水やりも楽しく安心してスタート。実は、ミニトマトと同じように、こちらも芽かき(※主茎と葉のつく枝の間から出てくる小さな芽を取ること)をした方がよかったそうです。
※参考文献:サカタのタネ 便利な用語集「わき芽」とは?(https://www.sakataseed.co.jp/glossary/term000156/)
ポイント
・水やりは朝にする
・枝が伸びてきたら芽かきをする
6月 収穫スタート
芽かき・支柱の設置・最初の実の収穫・肥料
【収穫数】ぱぷりーな 2個
※収穫数は3苗から収穫した実の合計です。



なんと、栽培がスタートして26日目の6月5日に、小さいパプリカという感じで実ができていました。まだ色づいていないのでピーマンの子どもという感じでした。順調な栽培です!・・・と思っていたのですが、最初にできた実は取った方がいいんです!!6月11日にサカタのタネの方が様子を見に来てくれて教えてもらい、できていた実(小さなパプリカ)を各苗数個ずつ取りました。
最初の実を取ることで、この後のパプリカがよく育つようになるそうです。もちろんこのパプリカ(緑)も食べることができます。最初の実を取ったからか、6月下旬は2苗で12個も実がついて色づくのが楽しみになってきました。そして、支柱も設置しました。パプリカは2本立て(主となる枝を2本にする)が良いそうです。どちらの枝にも実がたくさんついても大丈夫なように支柱を2本立てました。6月30日に初収穫です。
今回育てるなかで迷ったのが収穫時期。市販されているパプリカよりも小ぶりなので、色はきれいになったけど取ってもいいのかな…、もっと大きくなるのかな…、と迷いました。色がしっかりついているので取り時だと判断して収穫しました。品種や家庭菜園での育ち具合もあると思いますが、振り返るとちょうどいい取り時でした。
後日サカタのタネの方に「安定して実がつき始めたら、半数は緑のまま収穫し、残りの半分に栄養がいくように育てると良い。」と教えてもらいました。十分可愛いパプリカでしたが、大きめに美味しく育てるにはそういうやり方があるんだと勉強になりました。家庭菜園って奥深い!
ポイント
・2本立てで育てる
・最初についた実は色づく前の小さい時に取る
・実ができたら2週間毎に肥料をあげる


7月・8月 収穫シーズン
芽かき・肥料・土追加
【収穫数】ぱぷりーな 14個



今回は3苗を違う場所で育てました。3苗とも、大きく成長して実もつけてくれました。7月に入ってすぐは、実はすべて緑だったのでピーマンを育てているみたいでした。今年は猛暑で、8月は朝水をたっぷりあげても夕方には葉がしんなり元気をなくしてしまって大丈夫かな・・と心配になったけど、しっかり育ってくれたのでよかったです。
ポイント
・猛暑の時期でも枯れる寸前でなければ水やりは我慢して翌朝たっぷりあげる


9月 収穫シーズン
肥料
【収穫数】ぱぷりーな 12個
9月に入って少し暑さが落ち着いてからの方が元気になった気がします。今回の「おうち野菜シリーズ」は9月末に終わりにしましたが、春からピーマンの家庭菜園をしているN’s KITCHEN編集部メンバーの家では、なんと12月でもまだ収穫が続いているそうです!夏よりも秋になって一気に実をつけたようです。
【収穫数合計】ぱぷりーな 28個

担当メンバーの感想
秋になってもずっと実がつき続けるのでコスパも◎。味も美味しいパプリカでした。最初に収穫したものはサラダに入れて食べました。肉厚でおいしかったです。調理したもので子どもたちに好評だったのは肉詰め。ピーマンよりも苦みがないのも良かったみたいですし、それ以上に色鮮やかでピーマンの肉詰めよりも(見栄えが)良いと好評でした。彩りって大切だな~、と改めて思いました。
小ぶりなため、お弁当のおかずにも大活躍!夏休み中、お弁当に入れて学童へ持っていったら友達に羨ましがられたそうです。結果として、子どもとおこなう家庭菜園としては最適だと思いました。ぜひぜひお試しください。
N’s KITCHEN編集部は、農林水産省「野菜を食べようプロジェクト」の野菜サポーターとして活動しています。野菜を、小学校高学年以上は1日あたり350g以上、小学校低中学年は300g以上食べてもらうことを目指し、情報発信、レシピ提案を行っています。

参考文献:農林水産省「野菜を食べようプロジェクト」ホームページ(https://www.maff.go.jp/j/seisan/ryutu/yasai/2ibent.html)