「おうち野菜」シリーズ、育ててみました⑦ オクラ編

「おうち野菜」シリーズ、育ててみました⑦ オクラ編

みなさん、こんにちは。2024年5月から株式会社サカタのタネのご協力のもと、N’s KITCHEN編集部メンバーで家庭菜園を行い「育ててみました」コラムをお届けしました。今回は「オクラ」の振り返りをお届けします。育てやすいので、最初の家庭菜園にもぴったりです。


サカタのタネ「おうち野菜」
家庭菜園で育てやすい野菜を集めたシリーズです。「おうち野菜を通して野菜を作る喜び、成功体験を」という想いのもと、育てやすい・味が良い・サポート充実、と初心者でも取り組みやすいものになっています。

参考文献:サカタのタネ「おうち野菜」ホームページ(https://www.sakataseed.co.jp/special/ouchiyasai/
※「おうち野菜®」「とってもアイコ®」「くろぷり®」「満天®」「ぱぷりーな®」は 株式会社サカタのタネの登録商標です。


5月 栽培スタート

植え付け

5月初旬に苗を植え、「育ててみました」の栽培スタート。オクラを育てるのは初めてだったので、どんな花が咲くのか、どんな風に育つのか…楽しみでわくわくでした。

少しずつ大きく育ってくるオクラ。はじめは10cmちょっとの高さだったのが1か月で15~20cmくらいに育ちました。葉が大きくなって、それぞれのプランターで3つずつくらい芽が出てきました。花はまだありません。一緒に育て始めた野菜たちはすでに花がたくさん咲いていたので、オクラも早く花が咲いてほしいと思っていました。他の野菜と比べると、1苗(オクラ4本)10cmくらいの高さだったのでプランターが大きすぎるかな?と思っていましたが、茎が2cmまで太くなり、高さも30~40cmになるので、結果としてはちょうどよかったのだと思いました。

ポイント

・プランターは大きいもの、深さのあるものを準備する(今回は10号サイズ・325×H280mm)

6月 収穫スタート

芽かき・葉とり・肥料
【収穫数】満天 14個
※収穫数はそれぞれ3苗から収穫した実の合計です。

6月5日
観察していたら葉の裏と茎に透明のぷちぷちしたものが!最初に見つけた時は雨の翌日だったので水滴かなと思ったのですが、数日晴天だったので水滴ではなさそう…。病気や虫だったらどうしようかとネットで調べたらオクラのねばねばの成分の一つということでした。よかったー。

6月11日
サカタのタネの方が様子を見に来てくださり、オクラについて教えてもらいました。オクラは支柱がなくて大丈夫。成長して混み合った場合だけ葉をカットすればよいそうです。水やりは他の野菜同様、朝が基本。ちなみに、水を多くあげていると粘りが少なくあっさりとしたオクラ、水を少なめにあげると粘りが強いオクラが育つという説があるそうです。(本当のところは分かりません。)

訪問してもらってから数日後。栽培をスタートしてから約1か月が過ぎたころに念願の花が咲きました。クリーム色の花で、少しパンジーに似ています。その後、花が落ちた後1週間くらいで収穫できるようになりました。収穫では、オクラにはちくちくした毛があって手に刺さると痛いので、軍手があると安心です。今回、オクラを育てて一番驚いたのは実の付き方。花が咲いたあと上向きにそのままオクラができるとは思いもしませんでした!オクラも他の野菜同様、実ができたら2週間ごとに肥料をあげます。

ポイント

葉が込み合ってきたら少し葉を取る
実が付いたら2週間ごとに肥料をあげる
オクラの実はちくちくしているので収穫する時は気を付ける

7月・8月 収穫シーズン

肥料・土追加
【収穫数】満天 23個

収穫が続きます。6月下旬~7月上旬でたくさん収穫できました。オクラができる時期が続いた後、次が育つまでの小休止の時期(3週間くらい)をはさみ、また収穫できました。収穫で気を付けるポイントはタイミング。オクラはあっという間に大きくなります。1日で1cm以上大きくなったものもあって、茹でて食べようとしても固くて筋が噛み切れないものもありました。あともう少しだけ大きくなったら…と思わずに早めに収穫するのがおすすめです。水やりの量で粘りの強いものやあっさりしたものなど、様々な食感のオクラをおいしく食べることができました。個人的に育てていておすすめしたいのが、オクラの花を見ることです。今年は特に猛暑だったこともあり、クリーム色の花を見るとさわやかな気持ちになりました。ミニトマトやパプリカと比べると花も少し大きめなので、少し離れたところからでも咲いているのが分かります。

ポイント

取り時を逃さない

9月 収穫終了

(肥料)
【収穫数】満天 4個

9月中旬まで収穫収穫することができました。オクラは、収穫時期のオクラを取らずにそのままにしておくと、実が枯れて中のたね(白い球体)が黒くなり、いわゆる「種」になると知りました。せっかくなので本当に種になるのか実験してみることに!

これがその種です。見かけはとても立派な種。来年この種でオクラが育つかお楽しみに!

【収穫数合計】満天 41個

担当メンバーの感想

初めてオクラを育てましたが、とても育てやすい野菜でした。支柱もいらず、水と肥料をあげるだけで順調に育ちました。家のベランダでも育てましたがこちらも順調に育ちました。他の野菜と比べると、一度で収穫できる数は少ないですが、育てやすさは抜群だと思います。何より、オクラのつき方(上向きに出来る)はインパクトがあるので、お子さまが小さいころに一度育てると一生忘れないのでは!?

塩ゆでしてそのまま食べても美味しいし、N’s KITCHENのお弁当おかずでご紹介している「餃子のねばとろスープ」や「オクラのからあげ」もおすすめです。ぜひ作ってみてください。

餃子のねばとろスープ

https://nskitchen.jp/dishes_recipe/2960/

オクラのからあげ

https://nskitchen.jp/dishes_recipe/12925/

N’s KITCHEN編集部は、農林水産省「野菜を食べようプロジェクト」の野菜サポーターとして活動しています。野菜を、小学校高学年以上は1日あたり350g以上、小学校低中学年は300g以上食べてもらうことを目指し、情報発信、レシピ提案を行っています。

農林水産省「野菜を食べようプロジェクト」ロゴ

参考文献:農林水産省「野菜を食べようプロジェクト」ホームページ(https://www.maff.go.jp/j/seisan/ryutu/yasai/2ibent.html

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