2025年課題図書「わたしは食べるのが下手」

2025年課題図書「わたしは食べるのが下手」

「第71回青少年読書感想文全国コンクール」中学生の部の課題図書に選ばれた本です。

会食恐怖症の葵、過食嘔吐の咲子、イスラム教徒のラマワティ、家庭の事情で給食を頼りにしているコッペ。身近な給食から、食の悩みについて考えさせられる本でした。

私自身は給食の時間が楽しみな子どもでしたが、「残さず食べましょう」と言われることでストレスを感じ、給食が苦痛な時間になっている子もいることにハッとしました。私も気がつかずに誰かを傷つけているのかもしれない…とふり返り、反省しました。

SDGsやフードロスの問題も大きく取り上げられていますが、それ以上に「食についてさまざまな問題を抱えている人がいるかもしれない」と周りの人に目を向けて気持ちに寄り添うことの大切さなど、人との関わり方についても考えるきっかけとなりました。

中学生の部の課題図書となっていますが、小学生からおとなまで、それぞれの年代で刺さる部分がある深い内容の本です。

最後はどうなるのか…?ぜひ皆さま読んでみてください。

さゆ さゆ


わたしは食べるのが下手
作:天川栄人
出版社:小峰書店
本体価格:1,600円(税別)

カテゴリ
  • N's KITCHENをtwitterで送る
  • N's KITCHENをLINEで送る