元中学受験生に聞く 塾弁エピソード
夕方や期間講習中のお昼に塾で食べるお弁当「塾弁」。食べる側の子どもたちの声、気になりますよね。そこで、中学受験を経験した大学生にお弁当の思い出について質問しました。コメントを抜粋してご紹介しますので、塾弁づくりの参考になさってください。
用意してもらったときに嬉しかった塾弁
用意してもらって嬉しい人気の具材は「唐揚げ」
冷めてもおいしい唐揚げはやっぱり大人気。つくり置きがしやすく、お店の総菜コーナーでも安価で購入できるので、つくり手の立場からしても唐揚げはお弁当おかずの救世主!ありがとう唐揚げ!!そのほかに卵焼きやウインナーなども人気がありました。

気持ちが伝わるお弁当は心に残る
おかずなどのメニューを回答する方がいる傍ら、「好きなものが詰まったお弁当」・「キャラ弁」という回答も多かったです。
コメントにも「大事なテストや誕生日の日のお弁当は、好きなものが沢山入っていて嬉しかった。」とか、「かわいいキャラ弁で気持ちが上がり、残りの授業も頑張ろうとやる気が出た。」などがありました。頑張る気持ちを後押ししてくれるお弁当は心に残りますよね。

このようなコメントも届いています。
「なかなか思うように成績が上がらなくて悩んでいたとき、両親はいつも私の好物を入れてくれていて、お弁当を開くたびに私を応援してくれていることを感じた。そのとき、必ず合格してやると心に決めたことは今でも記憶に残っている。」
「両親が共働きで忙しく、いつもコンビニのおにぎりを塾に持っていったので、たまに母の仕事がお休みのときに作ってくれたいなり寿司がとてもうれしかった。」

なんと素敵なお話でしょう!まさにプライスレス!!愛情こそが最高の調味料なのです!!!普段、お弁当の感想を言ってくれない子もいると思いますが・・・。お弁当をつくる保護者の皆さん、ちゃんと真心が通じていますよ。
私はお弁当をつくってもらっていた当時、親に改まって感謝の言葉を言えていただろうか・・・。感謝を伝えるって大事だなぁと感じますね。反省。
「好き」の視点は人それぞれ ピックアップ塾弁
さて、回答には「おにぎり」という回答も。他にありそうなものなのに何故ゆえに・・・と思ってコメントを見てみると、
「とにかくとっとと食べたいのでおにぎりを作ってもらっていた。しかし、おなかが空くので、一つのおにぎりでご飯一膳分の大きさにつくってもらっていた。母はそこまで手が大きくないので、大変だったと思う。」
「クリアファイルに、ラップで包んだ海苔を入れて、教室で巻いて食べていた。」
さっさと腹を満たせればそれで良いという潔さ。素敵です。とにかくタイパ重視、個性が光る回答でした。おにぎりは工夫次第で手がかからずに素敵なお弁当に大変身します。サンドイッチのようにごはんで具をはさむ「おにぎらず」は、手軽に作れて、見た目も華やか。組み合わせ次第で色々な味を楽しむことができます。つくる側にも食べる側にも嬉しい「おにぎらず」ぜひ、お試しあれ。
スパムとほうれん草卵焼きのおにぎらず(調理時間 約10分)
スパムと卵の組み合わせは鉄板!卵にほうれん草を加えて栄養バランスよく仕上げます。「おにぎらず」の良さは、おにぎりと違ってスナップエンドウのように長いものもはさめることです。具材のバリエーションが一気に拡がりますよ。市販のお惣菜を使えば、短時間でつくれますので、色々な具を試してみてください。

材料(1人分)
・スパム(ランチョンミート) 1缶(作りやすい量)
・溶き卵 2個分
・ほうれん草 1/2束
・A 白だし 小さじ1
・A 砂糖 小さじ1/2
・A 醤油 少々
・マヨネーズ 小さじ1
・ごはん 約140g
・板のり 1枚
手順
1.ボウルに溶き卵とAを入れてよく混ぜ合わせ、最後にほうれん草を加えて和える。
2.卵焼き器にサラダ油(分量外)をしき、1を焼いて平べったい卵焼きをつくる。大きさはおにぎらずの大きさに合わせて切っておく。
3.スパムは縦に6等分に切る。フライパンにサラダ油を熱し、スパムを両面焼き色がつくように焼く。
4.まな板にのりより大きなサイズのラップをしき、のりを置いたら、真ん中に1/2量のごはんを広げる。その上に2と3をのせマヨネーズをぬる。その上にごはんをのせて広げる。
5.焼きのりの四つ角を折りたたみ、ラップでしっかりと巻いて、綴じ目を下にしてなじむまで5分ほど置く。ラップのまま1/2に切る。
驚いた・困った 塾弁
圧倒的に麺
とにかく驚いた・困った塾弁のエピソードの大多数を占めるのは、ズバリ「麺」です。プラスイメージもマイナスイメージも含めて圧倒的大多数の回答が麺のお弁当でした。「麺が入っていると思っておらず、開けてびっくり!でも暑いときに冷たいうどん(そうめん)が最高においしかった!」という喜びの声多数。暑い時期をいろどる麺のお弁当、こんなレシピもオススメです。

自家製ごまだれで食べる冷しゃぶうどん弁当(調理時間 約7分)
自家製のごまだれをかけて食べる、冷しゃぶうどん弁当です。お肉に片栗粉をふっておくと、時間が経ってもおいしく食べられます。

材料(1人分)
・豚バラ薄切り肉(しゃぶしゃぶ用) 70g
・片栗粉 大さじ1
・酒 大さじ1
・流水用のうどん 1人前
・A めんつゆ(3倍濃縮)大さじ2
・A 水 大さじ2
・A 白練り胡麻 大さじ2
・A ポン酢 大さじ1
・A すり胡麻 大さじ1
・A 豆板醤 少々
・ミニトマト 2個
・スナップえんどう 2本
手順
1.豚バラ薄切り肉は半分に切り、片栗粉を全体にまぶす。
2.スナップエンドウは両側の筋をとる。
3.鍋に湯を沸かして、沸騰したら酒を加え、スナップエンドウを1分ほどゆでてとり出す。次に豚肉を全て入れ、箸でほぐしながらゆでる。白くなったら、ザルにあげ、粗熱をとる。
4.ボウルにAを入れてよく混ぜ、スープジャーなどに入れる。
5.流水用のうどんはザルに入れ、流水でさっとほぐす。
6.お弁当箱にうどんを広げ、上にスナップエンドウやミニトマトを置く。
夏の暑い時期、のどごし爽やかな麺のお弁当は喜ばれること間違いなしですね。しか~し、それと同じくらい困ったというエピソードが多いのも麺・・・まずは「麺がくっついて食べにくかった。」という困った案件。ふむふむ、確かに困りますね。困りますけどぉ・・・正直に言いますとそんなもの後に続く内容と比べれば可愛いものです。
ここからが本番です。
「つゆ漏れしており、カバンの中で教材が茶色く染まっていた。」
「教室内でつゆをぶちまけて大惨事。」
「うどんなのに親がつゆを入れ忘れた、そしてさりげなくお箸もない。」
「お弁当袋に水筒が入っていて、暑いからお茶を追加で届けてくれたんだなと思い、休み時間に一気に飲んだら、お弁当のうどん用の麺つゆだった。」
どうです?正直、遭遇したくない場面ばかりですね。つゆを使った麺類のお弁当はリスク管理も大切に・・・。サプライズも大切ですが、子供たちに中身を伝えた方が良い場合もあると思いました。そして・・・洗ったパッキンは、きちんと取りつけましょう。
驚いた・困った ピックアップ塾弁
まずは、「うなぎ弁当が置いてあったときは驚きました。」というエピソードをピックアップ。うなぎのお弁当ですか~、なんとまぁ贅沢な・・・土用の丑の日だったのでしょうかね?ちなみに値札がついていてなかなかのお値段だったとか・・・。さぞ、元気になったことでしょう。

次に困った思い出の塾弁は、「ローストビーフ丼」。はて?何がいけないのでしょう?美味しそうでいいじゃないかと思いますね。肝心なのは、そのあと「腹痛で早退した。」ということです。さぞ辛かったでしょう。原因がローストビーフ丼かどうかは定かではありませんが、仮にそうだとしたら、夏場なので傷んでしまっていたのでしょうか。傷みにくい食材を選ぶことも大切ですね。
そして最後に、
「親子喧嘩をした日、ご飯に海苔で何か書いてあった。」
何が書かれていたのでしょうね(笑)。海苔で書ける言葉ですからね、カタカナでシンプルな表現などでしょうか?いくつか思い浮かびましたが・・・ここで表記することは差し控えたいと思います。誰だって感情的になることはありますよね。だって人間だもの。でも具体的行動に移すのはこらえましょうね。
いかがだったでしょうか?
お弁当を通じて、子供たちはつくり手の思いをきちんと感じていることがわかります。その当時はあまり実感がなかった子もいるかもしれません。でも改めて当時を振り返ると確かにそうだったとわかるものなのです。
連日お弁当をつくることは大変な作業です。面倒だと感じることもあるでしょう。それなのに、子供から感謝の言葉すらないかもしれません。ですが、子供を思う親心は確実に届いています。時を経ていつかあなたに感謝が届くはず。
N’s KITCHENは、そんな保護者の方のお力になれたらと、日々レシピを公開しています。ぜひ、ご活用ください。
ゆっけ

