生まれたてのホタテはみんな〇〇
お寿司でもよし、バター焼きやスープにもよし、のホタテ。美味しいだけではなく、眠りに入りやすくなる効果が期待できる「グリシン」という栄養も多く、眠りの質を高めたい受験生や大人はぜひ積極的に食べておきたい食材です。
そんなホタテ、人間ではあり得ない、ある性質を持っています。それは生まれた時に、みんな○○ということなのですが、この○○に当てはまる日本のホタテの性質とはなんでしょう??
① 性別がオス
② 大きさが5mmぐらい
③ 殻がある
人間みんなに当てはまる選択肢はありませんよねぇ。
正解は…①。「生まれたばかりのホタテはみんなオス」でした。
日本のホタテはみんなオスとして生まれ、成長して2年目になると、オスの半分ほどがメスに変わるのです。そして冬になると、貝柱の横にある部分(生殖巣といいます)が発達してきて、オスなら白っぽい色、メスならピンク色やだいだい色になるので、見分けることができるようになります。夏に見ると、同じような色なので判別が難しくなります。
オスとメスで味の違いがあるのか?と思って、両方ともバター焼きで食べてみましたが、味に大きな違いはなかったですよ。一般には、メスの生殖巣のところはオスに比べて、少し歯ごたえがあるという意見もあります。
ちなみに選択肢②の大きさですが、生後40~60日のホタテでようやく約5mmのサイズになるのだそう。選択肢③の殻については、生まれたばかりの卵にはない、ということです。
近年ではホタテの殻を粉状にして、チョークに加工していたり、殻を加工して得られる「ハイドロキシアパタイト」という成分が歯を白くする効果があるため歯磨き粉に利用されたりしていて、ホタテは子どもにも意外と身近な存在かもしれませんよ。ぜひ話題にしてみてくださいね。
また、N’s KITCHENでは便利なホタテ缶を使った「大根とほたてのマヨサラダ」や、調理時間10分の「ほたてとアスパラガスのガリバタ炒め」などをご紹介しています。こちらもぜひご覧ください。
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しお