意外と知らない種なしぶどう

意外と知らない種なしぶどう

ぶどうを食べている時、ふと素朴な疑問が生じました。種なしぶどう…種がないのにどうやって次の世代を生み出すのか?と。

そこで、調査してみました。

ぶどうが作られる段階では種があります。開花期のぶどうの房にジベレリンという植物生長ホルモンを付ける方法(ジベレリン処理)で種がなくなるそうです。

種のないぶどうの研究は、世界に先がけて日本で始まったそうです!(農林水産省ホームページより)

ジベレリンは農薬ですが化学物質ではなく、自然界に生成する菌を発酵して生成されている、安全性の高い薬品です。

種なしぶどうを作るにはジベレリン処理を2回行う必要があります。種を作らないようにするために1回目は満開予定日の約14日前に行い、2回目は種がなくても実が大きくなるよう満開の約10日後に行います。

満開予定日の14日前をどうやって推測するのか…私には想像もつきませんが農家さんの熟年の技なのでしょう。

様々な手間がかけられている種なしぶどう。これからもありがたく美味しくいただきます。最近、ペルー産、チリ産、オーストラリア産の皮ごと食べられる種なしぶどうをよく買うようになり、それを炭酸漬けにするマイブームが1年以上続いています。ぜひ皆さまもお試しいただきたいです。

きなこ きなこ

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