なぜ節分の日に豆まきするの?

節分(2月3日)と言えば、「鬼は外!福は内!」と「豆まき」をしますね。節分で退治される鬼というのは、一体何を意味するのでしょうか?
昔は、自然災害や疫病、飢餓などの不幸な出来事の原因を「鬼の仕業」ととらえていたそうです。それらの不幸な出来事を鎮めるためにおこなわれたのが節分の鬼払いです。

鬼払いに豆が使われるようになった理由には諸説あるようですが、昔から「米・麦・ひえ・あわ・豆」の五穀には、穀霊と呼ばれる精霊が宿るとされていました。五穀のなかでもっとも粒の大きな豆が鬼を払うのに最適と考えられたようです。
また、「豆→魔目(まめ)」から、鬼の目にぶつけて魔滅(まめつ)するという説や、「射る→炒る」から、炒り豆を使うという語呂合わせから使われるようになったという説もあります。
北海道や青森、鹿児島や宮崎では、大豆よりも拾いやすくて片付けやすい、落花生をまくそうですよ。
さゆ