求肥の謎に迫る
和菓子やアイスでも使われているおなじみの求肥。お餅と似ているどうして硬くならないのか?甘くてふわふわした食感とは似つかない名前なのか?
この求肥が私の中で長年謎の存在だったので、解明してみました。

求肥が硬くならない謎
求肥とお餅の違いは材料にありました。 蒸したもち米をついて作るお餅に対し、求肥は粉にしたもち米に砂糖と水あめを加えて練り上げて作ります。

餅は冷えると硬くなってしまいますが、求肥は糖分のおかげで冷めてもふわふわしたままを保てるそうです。なるほど~、納得!アイスクリームが氷に比べて硬くならないのと同じ原理ですね。

名前の謎
求肥の名前は、平安時代に中国からやってきた「牛皮(ぎゅうひ)」というお菓子から由来されているそうです。この牛皮は玄米や黒砂糖でつくられたため、見た目が黒っぽくて牛の皮のようでした。肉を食べるのが忌避されたこの時代、帝の命により牛皮ではなく「求肥」と改名されたそう。もっとイメージしやすい名前は思い浮かばなかったのかな……という疑問は残りつつも、謎が解けてすっきりしました。

きなこ

