入試にも出たお弁当の小説

入試にも出たお弁当の小説

日に日に秋が深まってきていますね。
食欲の秋、スポーツの秋、読書の秋…。皆さま、どんな秋をお過ごしですか。

今回は、読書の秋にぜひ読んでいただきたい、お料理に関係した2つの作品を紹介いたします。

著者:森浩美 『家族ずっと』所収の「ぶかっこうなおにぎり」
<あらすじ>
亜希が小学校6年生運動会の朝、母がぎっくり腰になり急遽父がお弁当を作ることになった。恐る恐る蓋を開けると大きなおにぎりが。周りの男子から囃し立てられ恥ずかしくなり食べずに蓋をし、帰り道に道端の側溝に捨てた。時は経ち、社会人になりひとり暮らしをする亜希を訪ねる父。仕事の疲れでそのまま眠り朝になってしまったが、父はおにぎりを用意しておいてくれた。かつて食べずに捨てたおにぎりを想いつつ、目尻から溢れる涙とともに食べる亜希。

著者:青山美智子 『木曜日にはココアを』所収の「きまじめな卵焼き」
<あらすじ>
専業主夫の輝也に家事、育児を任せっきりの妻、朝美。絵描き志望の夫を食わせる大黒柱の妻でいられることに満足していたある日、夫の描いた絵が評価され展覧会を開くことに。息子拓海の幼稚園の送り迎えとお弁当作りにとまどう朝美。「金曜日のお弁当」の一番の悩みは卵焼き。全然うまくできない卵焼きに「丸いフライパンではなくて四角いフライパンを使うとうまくいくよ」と優しくアドバイスする夫。うまく料理ができない自分に「それぞれに合った道具があるんだよ」「朝美のそういうまじめで純粋なところ好きだよ」と言われ、自分の居場所を見つけた朝美。

どちらも中学入試の国語の問題にも使われています。
おにぎりを通して家族の愛情を感じたり、卵焼きに奮闘しながら夫婦の絆を感じたり…。とてもあたたかい作品で、ウルッとしてしまいました。
読書の秋、ぜひぜひ読んでいただきたい作品です。

(文:さゆ)

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