2021年課題図書「どこからきたの?おべんとう」
第67回青少年読書感想文全国コンクールの課題図書にも選ばれた絵本です。
美味しそうなお弁当。お弁当はどうやって作られたんだろう?とひとつひとつのおかずができるまで、かわいいイラストで描かれています。
たまごやきは、たまごやきを作るおかあさん…だけではなく、その前にはスーパーマーケットでたまごを並べた人がいて…その前にはトラックでスーパーに運んだ人がいて…その前にはパックに入れてダンボール箱に入れた人がいる…さらにその前は養鶏場の人がたまごを集め…そして最初はメスの鶏がたまごを産むんです。
こんな風に、ポテトサラダやおにぎり・アジフライなどなど、さらにはお弁当箱やお弁当袋まで、どこから来て、どれだけの人がかかわって、食べられるようになったのか描いています。
大人の私も、勉強になって楽しめる絵本でした。お弁当って、お料理している家族の人には焦点があたりがちですが、その前の生産過程にも、たくさんの人がかかわっているんですよね。何度もじっくり読みたくなります。
たまごやきも、おかずもひとつずつ大事に食べたくなりました。
お子さんと一緒に、読んでみませんか?
さゆ
どこからきたの?おべんとう
作・絵:鈴木まもる
出版社:金の星社
価格:1,300円(税別)