ブロッコリーの〇を食べてみよう
煮ても焼いても美味しいブロッコリー。いつも食べているブロッコリー(緑色のわしゃわしゃした部分)は、ブロッコリーの何の部分かご存じですか? 実は、葉ではなく花のつぼみなのです。収穫しないまま生やしておけば可愛い黄色い花が咲きます(ブロッコリーはアブラナ科アブラナ属の野菜です)。その他の野菜でも普段食べているのがどの部分か気になる方は、N’s KITCHENのこちらのコラムをご覧下さい。(食の雑学:普段食べているのは野菜のどの部分?~日本女子大学附属中学校入試問題より~)
さて、先日ブロッコリーを栽培した方から「これ食べられるんだよ、いる?」といただいたのは、ブロッコリーの花のつぼみ、ではなくまさに葉っぱ。スーパーで買うと、切り落とされちゃっていることが多いですね。私もまじまじと見たのはこれが初めて。美味しいのか?と怪しみつつも、とりあえず食べられるものなら食べてみよう!と実食してみました。
葉っぱは、濃い緑色で、触るとワシっとかたい感じです。そこで、ちょっと煮てお味噌汁の具にしてみました。1.5cm四方ぐらいに刻んで、だし汁の中で3分ほどコトコト煮まして、味噌を入れたら完成です。今回は、豆腐・玉ねぎ・さやえんどうも一緒に入れています(写真、さやえんどうの上部や左上に見えているのがブロッコリーの葉です)。
さあ食べてみます。
あらっ、香りや味にくせがありません。食感は、軸がシャキシャキ、葉も割としっかりしています。青くささがないからか、子どもでも抵抗なく食べていました。これは「アリ」です。ちょっと煮てもシャキシャキ感があるので、炒め物にも使えそうです。そこで次に、チャーハンの具にしてみました。
さっきと同じように1.5cm四方ぐらいに刻んで、しらす干しと卵も一緒に炒めています。
うん、味・香りに全然抵抗なし。お味噌汁の具にした時よりさらに存在感が小さく、やはり子どもも全く嫌がらずに食べました。しらす干しの風味を邪魔しにくく、鮮やかな緑色の具が入れられるので満足。これも「アリ」です。今回はいただいた葉の量が多くなかったのでできませんでしたが、量があれば豚肉とブロッコリーの葉炒めのような、葉が主役になる料理にも挑戦してみたいと思いました。
あまりスーパーでは見かけないブロッコリーの葉ですが、もしついている状態で売られていたらラッキー!是非捨てずに活用してみて下さいね。
しお