なんてサステナブル

なんてサステナブル

小学校の理科の授業で、こん虫や植物の冬越しの仕方や花が咲く季節を学びますよね。生物が工夫して子孫を残しているのは、気温の変化や気象と関連している、ということを知ってもらうためです。生物の中には、野菜・果物・きのこ類・魚介類などの食べ物も含まれていて、それらには「旬」があることも学びます。

野菜や果物の旬を知っている子どもは多いですが、魚介類の旬を知っている子どもは少ないです。

魚介類の旬を知っている子どもに何をきっかけに知ったのか聞くと、「ひな祭りの日にハマグリのお吸い物を食べた」「お寿司屋さんで『今はアジが旬ですよ』って言われた」「スーパーに買い物に行った時、『秋鮭』って書いてあった」「富山で食べた寒ブリがおいしかった」というように、普段の生活が基盤となっているようです。

このように、旬を知り旬の食材を食べることは、生産・輸送・保存にかかるエネルギーを低く抑えることにつながる可能性があり、それはサステナブルな(維持できる、ずっと保ち続けられる)生活につながっていきます。

旬を知る方法はいろいろありますが、親子で一緒に買い物に行き「イチゴには品種がたくさんあるね。りんごやみかんはどうだろう?」「最近は魚コーナーにいつもカツオが並んでいるね。他の魚にも旬はあるのかな?」などの話をしてみるのもいいですね。

余談ですが、我が家は東京都下にあるので、駅から10分も歩くとテニスコート1面分ほどの畑が街の中に点在しています。それらの畑の道路に面した一角には、扉が透明で中身が見えるコインロッカーがあり、その日の朝に収穫されたばかりの新鮮な野菜や果物が入っていて、好きな時に買うことができます。我が家では「畑の八百屋さん」と呼んでいて、散歩帰りにほぼ毎日利用しています。

旬なものを旬な時期においしくいただく、地元のものを新鮮なうちに無駄なくいただく。

なんてサステナブル!

編集部 編集部

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日本の食と季節を知ろう
~渋谷教育学園幕張中学校入試問題より~

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