日本人はいつから魚を食べていた?
日本では刺身やお寿司、焼き魚など魚料理をよく食べますよね。
魚を食べていた一番古い証拠は何時代のものだと思いますか?次の中からぜひ考えてみてください!
1. 縄文時代
2. 鎌倉時代
3. 江戸時代
正解は1「縄文時代(※)」です。
縄文時代といえば、貝塚が思い浮かぶ方も多いでしょう。実は貝塚の中からは動物の骨もたくさん見つかっていて、その中に魚の骨もあるのです。
しかも、なかなかにグルメ!アジにタイ、カサゴの仲間(メバルなどが入ります)、フグにウナギ・・・中にはマグロが出てきた貝塚もあるそうです。タイやフグの骨はとてもよく出てきますが、単純に貝塚に残りやすくわかりやすい(同定しやすい)というのもあります。
実際、どれくらいの種類の魚を食べていたのかはわかりませんが、毎日タイとか素敵ですね。しかもマダイ・クロダイなどいろいろ・・・うらやましい・・・。
ちなみに貝塚はごみ箱なんて話もありますが、実はそうではないという話が有力です。貝塚からは埋葬された人骨や犬の骨なども出土しています。一方で、土器の破片なども結構見つかります。なんでも出てくるのです。きっと「ごみ」箱ではなくて、「ぼくたちのためにみんなありがとう」箱なのかもしれませんね。奥が深いです。
私たちも普段「いただきます」と「ごちそうさま」を食事のときに言いますが、もしかしたら縄文時代の人々も同じような気持ちで食事をしていたのかもしれませんね。
※旧石器時代の遺物の中から釣り針のようなものが見つかっているため、旧石器時代が一番古いという説もあります。
編集部