地球からひとつだけ植物を持っていくなら大豆

意外と知られていないので、まず先に声を大にしてお伝えしたい。

大豆は変幻自在のスーパーフードであると！！

その大豆ときょうだいとも言われる豆をご存じですか？

1. 小豆

2. 枝豆

3. ソラマメ

正解は2「枝豆」です。

大豆を若い時に収穫した未熟の状態が枝豆です。実が熟し、茶色く乾燥した状態になってから収穫されたものが大豆です。つまり、枝豆と大豆は同じ植物の種子であり、収穫時期が異なるだけなのです。

大豆は、日本の食卓に欠かすことのできない味噌や醤油などの調味料の原料となり、納豆や豆腐など、さまざまな形に加工されています。大豆を暗所で発芽させ たものが、もやしとなります。大豆を加熱・ 粉砕して搾った乳状の 液体が、豆乳となります。また、煎った大豆を粉にしたものが、きなことなります。

豆腐をまた変化させて、湯葉や厚揚げやがんもどきになることを考えると、大豆は七変化で収まりつかないほどの変幻自在で、しかも栄養豊富。地球から一つしか植物の種子を持っていけない場合は（どんな場合？）、大豆を強くおすすめします！

ここで「畑の肉」と呼ばれる大豆には多少栄養価では劣りますが、調理不要で手軽に食べられる枝豆の栄養価をお伝えします。

良質な植物性タンパク質を多く含み、肉や魚などの動物性タンパク質に比べて脂肪が少なくヘルシー。タンパク質の他、炭水化物、脂質、食物繊維、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンC、ビタミンEなどの栄養を含みます。

冷凍食品の枝豆は、解凍しないでそのままお弁当にも持っていけますし、手軽に栄養補給できる大助かりアイテムであることは間違いなしです！今日はなにも料理したくない・・・だけど、野菜だけは食べなきゃいけない・・・という時にも枝豆は大活躍です。

余談ですが、枝豆はヘルシー志向の海外セレブレティがきっかけとなって世界に広がり、ヨーロッパや北米のスーパーマーケットで販売され、『EDAMAME』として一般家庭にも浸透してきているようです。日本の食材が愛されているって、なんだか誇らしい気持ちになりますね。

（文：きなこ）