おかいさんのススメ

おかいさんのススメ

おかいさん、知っていますか?

和歌山県の郷土料理で「茶粥」のことを言います。皆さんがご存じの白いお粥ではなく、番茶(または ほうじ茶)で煮た茶色いお粥のことです。

作り方は簡単です。

① お鍋に湯を沸かし茶袋に番茶を入れ濃いめに煮出す。
② 茶袋を取り出し、洗った米を入れて強火で炊く。
③ 米が柔らかくなったらお好みで塩を入れて完成。

和歌山県は「木の国」と呼ばれるほど山が多く、お米がとても貴重だったため、少ないお米でも満腹になるようにと生み出されたと言われています。特に、稲作に適した平地の少ない県南部地域では日々の主食で、1日に5回、6回と食べていて、かつては茶の木は家庭でも栽培されており、茶がゆ文化の定着を支えてきたのだとか。(農林水産省ホームページより)

和歌山県にある祖父母の食卓では、白米の代わりにおかいさんが出てきて魚やお肉と一緒に食べていました。白粥と違ってお茶の香りがするので、そのままでも食べられますが、小豆やさつまいもを入れるのもお勧めです。祖父母の家に帰省すると、正月はお餅入りのおかいさんでした。和歌山県特産の金山寺味噌を添えるのもお勧めですよ。

茶粥は好き嫌いが分かれると思いますが、お粥は普通に炊いたご飯より消化吸収がよく、体に優しい食事です。夏の暑さで疲れた体と胃腸を労わってあげられますね。

興味のある方はぜひ一度、おかいさんを試してみてください。

ねね ねね

カテゴリ
  • N's KITCHENをtwitterで送る
  • N's KITCHENをLINEで送る
  • N's KITCHENをfacebookで送る

枝豆のおみそ汁!?

こちらもおすすめ