冬の季節にもってこいの食材タアサイ

冬の季節にもってこいの食材タアサイ

タアサイ(ターサイ)は中華料理店で見かけるものの、スーパーでは売っていない印象がありましたが、近年は秋くらいから大きなスーパーで見かけるようになりました。もっと流通してもらいたいという熱い思いを胸にタアサイを広報したいと思います。

旬は真冬の2月、白菜と同じアブラナ科の仲間で、中国の代表的な冬野菜です。お味は、青梗菜と小松菜をミックスさせたような風合いで、見た目の深い緑色にリンクして味が濃いのに繊維質が少なくクセがなく、芯はシャキっとしています。小松菜と同様にアクがないので、下茹で不要で調理しやすいのも大きなセールスポイント。

カロチン、ビタミンB群、ビタミンC、ビタミンE、カリウムなどが多く含まれており、特に皮膚や目の粘膜を守ったり、活性酸素を減らしてくれるβ-カロテンが豊富で、免疫力の維持に欠かせない栄養素のため、冬の感染症の流行りやすい季節にもってこいの食材といえます。

油との相性がよく、炒め物に最適な食材なので、炒め物をシャキっと作るのが苦手な筆者なのですが、タアサイを使うと他の野菜よりも美味しく作れ(るような気がし)ます。

クセがないので和風な味付けにも合うのです。お鍋に入れたりするのも美味しいのですが、おすすめはシンプルに中華スープの素で味付けした豚肉とタアサイの炒め物。サッと加熱してタアサイの食感が残るような調理法が一番、美味しくいただけます。

旬の季節はお値段も手頃なので、小松菜や青梗菜の代用としてぜひお手にとってみてください。願わくば、通年で流通していただけたらきなこは大喜びします。生産者の皆さま、よろしくお願いいたします。

きなこ きなこ

カテゴリ
  • N's KITCHENをtwitterで送る
  • N's KITCHENをLINEで送る
  • N's KITCHENをfacebookで送る