夏至を楽しむ食べ物

夏至を楽しむ食べ物

1年のなかで昼間の時間が最も長くなるとされる夏至。2025年6月21日がその日にあたります。

冬至の「ん」のつく食べ物ほど定着はしていませんが、夏至にも夏バテに効果があるとされる栄養豊かな食べ物を食べる風習があります。今回はそのいくつかをご紹介します。

関西地方:タコ

関西地方では、タウリンを豊富に含み栄養価が高いタコを食べる風習があります。タコを食べるようになった理由は、夏至を迎える頃はちょうど田植えが終わる頃と重なるからです。足が8本あるタコを食べて「稲の根がタコの8本足のように深く根を張りますように」「タコの足のようにたくさん稲穂ができますように」と願いを込めて食べていました。

関東地方:新小麦の焼き餅

関東地方では、新小麦ともち米を半分ずつ混ぜ合わせて作った焼き餅を食べる風習があります。小麦餅とも呼ばれており、「餅のように何事にも粘り強く」との意味が込められています。

奈良・和歌山など:半夏生餅

奈良や和歌山などでは、半夏生餅(はんげしょうもち)を食べる風習があります。関東の焼き餅と似ており、小麦ともち米を半分ずつ混ぜて作ります。できあがった餅は、きな粉をまぶして食べるのが一般的です。

愛知の一部地域:無花果田楽

尾張地方など愛知県の一部地域で食べられるのが、無花果(いちじく)に田楽味噌をかけて食べる無花果田楽です。不老長寿の果物であるイチジクと田楽を掛け合わせることで、無病息災や豊作の願いが込められています。

福井:焼き鯖

福井県の奥越地域では、夏至に焼き鯖を食べる風習があります。焼き鯖は、良質なタンパク源で夏バテ防止にも効果があることから、江戸時代から続く伝統的な風習となっているようです。

三重:ミョウガ

6月に旬を迎えるミョウガは三重県で食べられています。ミョウガは夏バテ防止や食欲増進などの効果が期待されるといわれており、田植えが終わり「お疲れ様」の意味で食べられるようになったようです。

日が長くなる夏至を境に、夏の暑さは本格化します。行事や風習を抜きにしても、栄養満点の食事をとって夏バテを防止することが大切です。みなさんも夏バテ防止のため、ぜひ召し上がってみてください。

ゆうき ゆうき

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