ミネラルを失わないレタスの洗い方
レタスにはビタミンCやビタミンE、カリウムなどのビタミン、ミネラルが含まれています。ミネラルの中では、カリウムは水溶性のミネラルなので、調理をするときの洗い方が残存率に影響するそうです。
女子栄養大学で行われた実験結果をご紹介しましょう。
レタスの状態 | 100gあたりのカリウム含有量 | カリウムの残存率 |
なにもせずにそのままのレタス | 217mg | 100% |
水に20秒さらす | 173mg | 80% |
50度のお湯に20秒さらす | 196mg | 90% |
なにもしない状態のカリウムの残存率を100%として、レタスを20秒水にさらした場合と、50度のお湯にさらした場合のカリウム残存率をチェックすると、50度のお湯にさらしたほうが、カリウムの残存率が高い、つまり、カリウムが多く含まれているということがわかったそうです。さらす時間が短時間であれば、50度のお湯にさらすのが有効なのですね。
「50度洗い」には、野菜の色を鮮やかにする、保存期間が長くなるなどの効果があると言われているので、調理の際、ひと手間かけてみるのも良いかもしれません。N’s KITCHENでは、サニーレタスを使ったレシピをご紹介していますので、こちらもどうぞ。ハム巻きポテサラ
はこ
出典:吉田企世子・監修 『女子栄養大学 栄養のなるほど実験室』(女子栄養大学出版部)