醤油と海水、どちらがしょっぱい?
みなさんは、海水を口にしたことがありますか?しょっぱいですよね。
では、醤油と海水、どちらがしょっぱいでしょうか?
1. 海水のほうがしょっぱい
2. 醤油のほうがしょっぱい
3. まったく同じしょっぱさ
では、正解を見てみましょう。
正解は2「醤油のほうがしょっぱい」です。
しょっぱさを比較するには、塩分濃度を比較します。塩分濃度の高いほうが、なめたときにしょっぱく感じます。海水の塩分濃度は約3.5%、一般的に醤油と呼ばれる濃口醤油の塩分濃度は約16%。
塩分濃度だけでみると、海水と約5倍のちがい!濃口醤油のほうがしょっぱいのですね。
海水のほうがしょっぱいように感じるかもしれませんが、醤油には塩味のほかに、うま味や甘味などの様々な要素が溶け込んでいるので、しょっぱいと感じにくいのではないでしょうか。
濃口醤油が16%だとして、100mLに含まれる塩分は16g、小さじ1だと約0.8gです。
厚生労働省の「日本人の食事摂取基準(20年版)」によると、1日あたりの塩分摂取量の目標値(成人) は男性で7.5g未満、女性で6.5g未満です。子どもの場合は12歳で成人と同じ、それより年齢が低い場合は、段階的に下がります。
塩分濃度のことを知ると、ひとつの料理に醤油をたくさん入れるのは、あまり身体によくなさそう…と思えてきますよね。体のことを考えて、塩分はなるべく少ない食生活にしていきたいものです。
(文:編集部)