比べてみよう食べ物の「水分量」
水は私たち人間の体にもっとも多く含まれる物質で、生命活動をサポートしています。成人の体に占める水分量は55~60パーセント。
では、子どもの水分量はどれぐらいでしょうか。
1. 成人と同じ55~60%
2. 60~70%
3. 70~80%
答えはなんと、3「70~80%」です。
人間は、食べ物が無くても水さえあれば1か月近くは生きられるそうですが、水がなければ2日も耐えられないそうです。水って本当に大切なんですね。
特に夏の暑い日には熱中症にならないようにこまめに水分補給を!と言われますが、水分は飲み物からだけでなく、食べ物からもたくさんとっています。
では、次に食べ物に含まれる水分量を比べてみましょう。こんどは並べ替えの問題です。
次のア~ウを、水分量が多い順に並べてみましょう。
ア:レタス
イ:ダイコン
ウ:牛乳
ほとんどの野菜は多くの水分を含んでいます。例えばトマトやレタスは約95%が水分。生だと歯ごたえのあるニンジンやダイコンだって約90%が水分です。ちなみに牛乳の水分量はおよそ88%!
ですから、正解は「ア→イ→ウ」でした。
お肉に関しては牛肉(赤身)が60%で鶏肉が72%程度。鶏のささみ肉を加熱しすぎるとパサパサになってしまうのは、元々の水分量が多く、加熱によってそれらが抜けすぎてしまうからなんですね。ちなみにお肉の美味しいベスト水分量は42%だそう。あまり水分量の多くない牛肉をレアで焼くことが多いのは、水分量と関係があるのかもしれません。
お肉の水分と言われて思い出すのは、トレーを傾けるとでてくる「赤い汁」・・・
あれは血ではなく、お肉の組織の中の水分が解凍されることによって溶け出してしまったものだそうです。解凍後に時間が経過してお肉の旨味が溶け出す前に、早めに食べてしまいましょう!
(文:編集部)