ヒラメとカレイ、見分けられますか?
薄く平べったい形をしたヒラメとカレイ。見た目はとても似ているこの2種類の魚。皆さん、見分けられますか?
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どちらがヒラメで、どちらがカレイでしょうか?
正解は①「ヒラメ」②「カレイ」です。見た目は似ていますが、実はその生態や味には大きな違いがあります。
ヒラメとカレイ、どちらもカレイ目カレイ亜目に属します。漢字で書くと、ヒラメは「鮃」(魚篇に平たい)、カレイは「鰈」(魚篇に「葉」の草かんむりを取ったもの)です。
ヒラメは、主にイワシなどの小魚を食べているので瞬発力があり身も引き締まっています。味はさっぱりとしていて、お刺身やお寿司などの生食用で多く食べられています。
一方、カレイは、主に小さな甲殻類やゴカイなどを食べています。あまり動く必要がないため身はふっくらとしていてやわらかく、脂がのっているのが特徴です。煮つけやフライとして食べられることが多いです。
「左ヒラメに右カレイ」という見分け方の言葉をご存知ですか?
一般的には、腹の部分を手前に置いたときに、顔が左を向くものがヒラメ、右を向くものをカレイと言われています。ただし、カレイにも関わらず左向きになっているものもあるので、確実に見分ける方法は、口元です。ヒラメは主に魚を食べているため、大きな口と鋭い歯があり、小さな甲殻類やゴカイなどを食べているカレイは、小さなおちょぼ口をしていて歯も小さくギザギザしています。
これでヒラメとカレイを見分けるだけでなく、使い分けもできますね☆☆
さゆ