玄米のチカラ
宮沢賢治の詩にこんな一節があります。
「一日ニ玄米四合ト味噌ト少シノ野菜ヲタベ」
子どものころはさらっと流していたかもしれないこんなフレーズ。現代を生きる皆さんはどう見るでしょうか。
玄米四合…多い?
実は、玄米には白米と比較して、ビタミンB1やミネラル、食物繊維が多く含まれています。これらの栄養素たちが体の中でどのような働きをするのか、見ていきましょう。
1. ビタミン
玄米に豊富に含まれているビタミンB群には、代謝を助け、体調を整える働きがあります。これが不足した状態が続くと、疲労の元となるだけでなく、便秘や消化不良、神経過敏や肌荒れなどの症状が出やすくなります。また、ビタミンEはホルモンの分泌を促し、自律神経失調症や生活習慣病の予防、血行促進の改善などの体調を整える働きがあります。
2. ミネラル
カルシウムのように、丈夫な歯や骨を作り、血液をきれいにする働きがあります。適切に摂取しないと、骨粗しょう症や貧血、神経過敏や食欲不振などの症状を招きやすくなります。
3. 食物繊維
腸の働きを促進して便秘を解消し、毒素の排出をスムーズにします。さらに、腸内環境を改善し、脂肪の吸収を抑制する働きもあります。
玄米は「完全栄養食」とも言われています。 玄米を食べ慣れていない方は、普段の食事に、1対2の割合で玄米を混ぜてみるのはいかがでしょう。日々の生活に玄米のチカラをとりいれてみませんか?
N’s KITCHENでは玄米の炊き方をご紹介しています。こちらもぜひご覧ください。
もちもち玄米ご飯
(文:編集部)