太りにくい食品を見つけやすいGL値

太りにくい食品を見つけやすいGL値

GI値。ダイエットなどの経験がある方は、この名前を耳にしたことがあるのではないでしょうか。GI値は「グリセミックインデックス指数」といわれ、食品の炭水化物50gを摂取した際の血糖値上昇の度合いを、ブドウ糖(グルコース)を100とした場合の相対値で表したものです。

たとえばGI値が70の食材と40の食材の場合、太りにくいのはどちらの食材でしょう?

1. GI値70の食材

2. GI値40の食材

正解は2「GI値40の食材」です。

GI値=血糖値上昇度が高い(血糖値が急に上がる)ほど、脳は「早く血糖値を下げなくてはいけない」と判断し、より多くのインスリンを分泌します。細かい説明は省きますが、インスリンが分泌されることで、体に脂肪を溜め込みやすく、太る流れを作ってしまうそうです。

なので、GI値40の食材を摂取したほうが太りにくいということになります。

ところがこのGI値、わかりやすく取り入れやすいのですが、注意点があります。それは、GI値算出のための基準が炭水化物50gだという点です。

たとえばホットケーキのGI値は80と高GIですが、実は同じGI値80の野菜があります。それはにんじん。つまりGI値でいえば、ホットケーキとにんじんは同じ程度で太りやすいということになります。しかし実際はにんじん50gの炭水化物を摂取しようとすると、にんじんそのものを500g食べなければなりません。およそ5本分。にんじんを5本も食べて、ようやくホットケーキ並みの太りやすさになるわけです。これはあまりにも非現実的ですよね。

そこで登場するのがGL(グリセミックロード)値です。これは各食品の一般的な摂取量をもとに算出した数値なので、より現実的・実践的であるといえます。しかもGL値は、GI値×食品の炭水化物量÷100で出せるので、食品の炭水化物量さえ分かれば自分でGL値を出すことができるのです。

普段食べている食品がどのくらい太りやすいのか?気になる方は、ご自身で計算してみてくださいね。

(文:編集部)

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