おいしいシロップづくりに氷砂糖が欠かせないわけ
みなさんはご自宅でシロップ、つくったことがありますか?
シロップの定義は「濃厚な糖液」なので、液体に砂糖を入れたものも、果物を煮て甘みを足したものもシロップですが、私がおすすめするシロップの作り方は、旬の果物+氷砂糖です。
梅、柚子、レモンなどの果物:氷砂糖=1:1を瓶に入れておくと、1~2週間でシロップが出来上がります。氷砂糖がとけることによって、果物の外側の糖の濃度が高くなり、実から水分と果物のエキスが出てくるからだそうですよ。水なしでスタートして、日ごとにシロップがたまっていくのが本当に不思議で面白いので、ぜひやってみてほしいです。
さて、このシロップづくりには、氷砂糖を使うのが、理想的なんだそうです。なぜだと思いますか?
1. 見た目がかわいいから
2. ゆっくり溶けるから
3. 常温でよく溶けるから
答えは2「ゆっくり溶けるから」です。
氷砂糖は砂糖より溶けるスピードが遅く、その分、果実のエキスをじっくり引き出すので、おいしいシロップができるんだそうです。果物と氷砂糖を組み合わせた時の見た目もとてもかわいらしいですが、それは副次的効果ということで(笑)。
他にも、氷砂糖を使うと、「すっきりとしたクセのない味だから、果物の味を引き立てる」「きれいに溶けて、溶け残りが少ない」というメリットがあるそうです。
全日本氷糖工業組合のWebサイトには、氷砂糖の魅力と、氷砂糖を使ったシロップやビネガーなどのレシピが紹介されています。ぜひご覧ください。
全日本氷糖工業組合ホームページ
はこ