お米ができるまで
みなさん、こんにちは。N’s KITCHENは2023年8月に開催された「自由研究フェスタ2023」で、小学1年生~3年生を対象に「おにぎりをつくろう」というオンライン講座を実施しました。
お米ができるまでの流れを一緒に確認し、それから一人で三角のおにぎりを握るコツを伝えて、一緒に三角のおにぎりを握りました。参加してくれたみなさん、ありがとうございました!一緒におにぎりが作れてうれしかったです。今年は参加できなかった…という方はぜひ2024年、お待ちしています。
今日は講座でご紹介した「お米ができるまで」の流れをご紹介します。みなさん、お米作りにはどのくらいの時間がかかるか知っていますか?
A. 1か月
B. 10か月
C. 3年
答えはB「10か月」です。それでは、どんな風に10か月かけてお米作りをしているのかを見ていきましょう。
① 土づくり
1月から3月まで約3か月かけて土づくりを始めます。おいしいお米を育てるには、良い土が必要だからです。 田んぼの土をトラクターで耕し、やわらかく掘り起こして田植えに備えるのです。
② 苗作り
2月から4月まで約2か月かけて、今度は田んぼに植えるための苗を作ります。まず、中身がしっかり詰まった種を選ぶために、塩水につけて選定します。塩水の中で沈んだ種(中身がぎっしりつまっている種)を選びます。稲が育つ時に病気にならないようにしっかり殺菌し、そのあと2週間程水につけて水分を吸収させてから、種をまいて苗を育てます。
③ 田植え
5月になったら、いよいよ田植えです。「土づくり」で準備した田んぼに水を入れる作業の後、田植え機を使ってまっすぐ均一になるように苗を植えていきます。機械で植えられないところは手作業です。
④ 穂を育てる
6月から8月は穂を育てる時期です。肥料を与えたり、水が多すぎないか確認したり、虫や病気から稲を守る仕事です。途中で「中干し」という、田んぼの水を抜いて稲の根っこや土を空気に触れさせて酸素をあげることもしています。
⑤ 収獲
いよいよ秋、9月から10月は大切に育てた稲を刈り取る時期です。青々としていた稲が黄金色になって稲穂が垂れるようになると、刈り取りと稲からもみだけをとることが同時にできるコンバインという機械を使って収獲します。
このように農家の人が10か月かけて大事に育てたお米を私たちは食べています。一粒一粒大事に食べましょうね。
ゆめ