菜の花の苦み緩和グランプリ

菜の花の苦み緩和グランプリ

春の風物詩である菜の花、今が旬です。和風、洋風、中華に使える汎用性の食材で、β-カロテンとビタミンCが豊富。アクの元となるシュウ酸が少ないので、下茹なしでOKなのですが…お子ちゃま舌の筆者は菜の花は苦みを感じてしまい、出されたら食べるけど、積極的に買うことはまずない。ですが、ビタミンB2、鉄、カルシウム、カリウム、食物繊維などもバランスよく含まれている優秀食材の菜の花を美味しくいただくために、どうにかして苦みを取り去りたい。

そこで検証すべく、菜の花苦み緩和グランプリの開幕です!

水1リットルに対して、菜の花の量は親指と中指で輪の分くらい(パック1/3束)。エントリー2のレンチン以外は茹でた後、ざっと水洗いした結果がこちら…

エントリーNo. 1

調理方法:茹でる
使用アイテム:マスタード(和がらしではなく洋がらし)小さじ1、日本酒小さじ1
太い根本部分と穂先の部分を切り離し、太い根本部分を先に30秒茹でる。その後、穂先部分を追加で30秒茹でる。

エントリーNo. 2

調理方法:電子レンジ
先に太い方を30秒。あとで穂先30秒。硬かったので、追加で30秒。合計600Wで90秒レンチン。

エントリーNo. 3

調理方法:茹でる
使用アイテム:なし(何も加えず茹でるだけ。)
太い根本部分と穂先の部分を切り離し、太い根本部分を先に30秒茹でる。その後、穂先部分を追加で30秒茹でる。

エントリーNo. 4

調理方法:茹でる
使用アイテム:重曹小さじ1/2、塩小さじ1/2
太い根本部分と穂先の部分を切り離し、太い根本部分を先に30秒茹でる。その後、穂先部分を追加で30秒茹でる。


上記の4件を検証した結果、苦み緩和ランキングは以下になります。

1位 重曹と塩で茹でる

苦みが一切ないが、菜の花らしさが消え、目隠しをしたらほうれん草と変わらない味に思える。柔らかくなりすぎて触感が残らない。茹汁の色が一番濃い緑で、栄養価の流出が気になる。

2位 マスタードと日本酒で茹でる

苦みが消えて菜の花らしさもちゃんと残る。(和がらしでなく、洋がらしでも効果あり)

3位 茹でるのみ

苦みがややあるが、大人の味と思えば食べれる。

4位 レンチンのみ

菜の花の苦みだけを感じる。もっと蒸し時間があれば美味しく食べられるかも。


「レンチンのみ」が一番苦みが残り、「重曹と塩で茹でる」が一番苦みが除去された結果となりました。単純に苦みを緩和したい場合は重曹&塩ですが、苦みが緩和されるイコール美味しさではないので、次は美味しく食べれるランキングです。

編集部メンバーきなこ菜の花嫌いじゃないけど大好きでもない筆者の美味しいランキングはこちら

1位 マスタードと日本酒で茹でる
2位 茹でるのみ
3位 レンチンのみ
4位 重曹と塩で茹でる

編集部メンバーたび菜の花大好き人間(編集部メンバーたび)の美味しいランキングがこちら

1位 茹でるのみ
2位 マスタードと日本酒で茹でる
3位 レンチンのみ
4位 重曹と塩で茹でる

編集部メンバーたびのコメント
菜の花はこの食感でなければ、という基準があるので、やわらかくなりすぎるのは受け入れられず、「レンチンのみ」と「重曹と塩で茹でる」の順位が下がりました。「マスタードと日本酒で茹でる」と「茹でるのみ」では、菜の花の苦みがあるほうが良いので、「茹でるのみ」を1位にしました。

総評

菜の花大好きじゃない人間も大好き人間もどちらも「重曹と塩で茹でる」の評価がいまいちな結果でした。苦みが苦手なお子さまには良い手段かもしれませんが、栄養価の流出が気になるので、もっと重曹の量を減らす工夫が必要。ちなみに菜の花の多くの栄養素であるβ-カロテンは、油と一緒に調理することで摂取効率が高まります。

そこでおすすめのレシピがこちら。
しらすと菜の花のペンネ
苦みが苦手な方は、菜の花苦み緩和方法をぜひお試しください。

きなこ きなこ

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しらすと菜の花のペンネ

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