栄養教諭 管理栄養士 村上まさ子先生 × N’s KITCHEN #1-2

<strong>栄養教諭 管理栄養士 村上まさ子先生 × N’s KITCHEN #1-2</strong>

教えていただきました
「受験生の身体づくり」

以前掲載した「いたみにくいお弁当」のコラムでも大きな反響がありました東京家政大学附属女子中学校・高等学校の栄養教諭 管理栄養士 村上まさ子先生に、引き続きこの時期気になる「受験生の身体づくり」のお話を伺いました。

受験生にとって食生活は特に大事

この時期は気温が低く、ストレスもたまりやすく、体の免疫力も落ちてきます。今年は特に風邪やインフルエンザに加え、新型コロナウイルスの感染予防にも気を張り、体調面が不安な時期でもあります。こういう時期こそ食生活がとっても大事です。
また中学受験、高校受験、大学受験の時期が、ちょうど体の成長期に重なり、身体を作る上でも、しっかり栄養を摂る必要があります。それには一日三食、栄養バランスのよい食事を摂ることが基本です。各種栄養素を過不足なく摂って、脳を活発に働かせ、最大限の能力を発揮できる体調作りが必要です。

記憶力をよくするDHA(ドコサヘキサエン酸)とレシチン

栄養成分の中には、脳の機能を高めるのに有効とされているものがあります。たとえば、さばさんまいわしなど青背の魚に多く含まれているDHA(ドコサヘキサエン酸)という脂質もその一つです。もともと脳の中にある脂質で、脳神経細胞の形成に不可欠な栄養素です。これは、神経伝達物質の交換をスムーズにする働きがあります。神経伝達物質であるアセチルコリンは卵黄大豆製品に多く含まれているレシチンがもとになって作られます。DHAとレシチン、この2つは記憶力をよくする栄養素として有名です。

脳のエネルギーにはブドウ糖とビタミンB1、B6、B12

脳はとてもエネルギーを消費するところです。脳のエネルギー源はブドウ糖のみです。ブドウ糖は、主にごはんパンなどに含まれるでんぷんから作られます。そのため主食となる食材(ごはん、パン、麺類)を食べる必要があるのです。またこのブドウ糖を脳内で効率よくエネルギーに変えるためにはビタミンB1が必要です。またビタミンB6やビタミンB12も脳の働きの活性化に欠かせない栄養素です。ビタミンB1豚肉、ハム、ウナギに、ビタミンB6まぐろかつおレバーに、B12しじみ、さんま、のりなどに多く含まれます。

脳にもWASHOKU(日本型食事)が一番

脳の機能を高めるには、いろいろな栄養素が必要で、それぞれ互いに助け合って、脳はしっかり働くことができるのです。だから、さまざまな食材を使い、主食+主菜+副菜がそろったメニューにすることがとても大切なことなのです。そして副菜には「まごは(わ)やさしい」の食材を意識して取り入れると思います。Ca(カルシウム)の豊富な牛乳ヨーグルトも忘れずに摂りましょう。

「まごは(わ)やさしい」

毎日の食事に積極的に使いたい食材、昔から伝わる料理に多く使われている素材、それが「まごは(わ)やさしい」

…まめ(豆類)
…ごま(種実類)
は(わ)…わかめ(海藻類)
…野菜
…さかな(魚介類)
…しいたけ(きのこ類)
…いも(いも類)

N’s KITCHEN編集部より
長年育ち盛りの子どもたちの身体づくりを考えていらっしゃる村上先生だからこそのアドバイスをたくさんお聞きすることができました。ウイルスに負けない身体を作るには、毎日の食事が大事ですね。
皆さん、村上先生からのアドバイスを参考に、元気に乗り越えましょう!

東京家政大学栄養学科を卒業
産業給食会社本部管理栄養士、東京家政大学栄養学科教学助手を経て
平成17年より東京家政大学附属中高給食室栄養教諭

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