愛知の郷土料理「鬼まんじゅう」名前の由来は?
みなさんは、愛知の郷土料理、鬼まんじゅうを食べたことはありますか?
蒸しパンのような、小麦粉でつくられたお饅頭に、賽(さい)の目に切ったさつまいもが入っているのですが、そのさつまいもの一部がおまんじゅうの外に飛び出して、ゴツゴツした形になっているのが特徴です。
ではなぜ鬼まんじゅうと呼ぶのか、名前の由来を知っていますか?
1. 愛知では鬼の大好物とされているから
2. 愛知では節分の時に魔除けとして軒先に飾るから
3. まんじゅうから飛び出したさつまいもが、鬼の角のように見えるから
正解は3「まんじゅうから飛び出したさつまいもが、鬼の角のように見えるから」です。
鬼の金棒のように見えるという説もあります。戦中、戦後の食糧難の時代に、比較的手軽に手に入ったさつまいもと小麦粉を使ってつくられ、米の代わりの主食として広まったそうです(※)。
ちょっと名前は怖いですが、やさしい甘味でお子さまのおやつにもぴったりです。私が家で作る時は、さつまいもとホットケーキミックスをほぼ同量、牛乳をホットケーキミックスの2/3にして生地をつくり、蒸しパンのように蒸してつくります。さつまいもに少しだけ塩を加えても美味しいです。よかったらつくってみてくださいね。
はこ
※出典:農林水産省ホームページ(うちの郷土料理「鬼まんじゅう 愛知県」)