レタスの切り口の白い液の正体とは
サラダなどに欠かせないレタス。
買う時にはどこを見て選んでいますか?私は全体の大きさや葉の色あたりを見て、サッと買い物かごに入れてしまうのですが、昔自炊を始めた頃、そうやってスーパーでいつものようにレタスを手に取った瞬間に、はじめて気がつきました。
「レタスの芯の切り口に白い液がついてるけど…これ何??」と。それまでに買ったレタスの切り口はもう少し赤みがかっていた気がしたのです。
では、さっそく問題です。
レタスの芯の切り口に見られる白い液の正体は何でしょうか?
1. レタスを傷みにくくするために塗る薬品
2. レタスの葉の元気を保つための液体肥料
3. レタス自体から出た乳液
答えは3「レタス自体から出た乳液」です。
レタスの和名は「ちしゃ」といい、切り口から白い液が出る「乳草」からきているとされています。
はじめて白い液に気がついた時の私は、防腐剤か何かが塗られているものと勘違いして気味悪がってしまったわけですが(恥ずかしい…)、まったく自然由来のものなのですね。
そして、この乳液にはポリフェノールの一種が含まれ、空気に触れると酸化して赤色や茶色に変色するのです。つまり、この乳液に気がつく以前に買っていた、切り口の赤みがかったレタスは、切られてから少々時間の経ったものだったということだったのです。
ということは、レタスの葉のみずみずしさなど以外に、切り口の色も見ることで、鮮度を推し量ることができそうですね。
また、レタスの葉の一部(切った端あたりなど)が赤みがかってしまっているのも同じ理由によるものです。赤みがかっていても食べることができますが、お早めにどうぞ。
しお
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