おにぎり一個は稲、何本分?
糖質の中で白米を最も愛するおにぎり大好き人間きなこです。
おにぎり一個分は一体何本分の稲が使われているのか?長年疑問に感じていたことを調査してみました。
まずは手始めにクイズから。おにぎり一個分の稲穂は何本分でしょうか?
A. 11本
B. 21本
C. 31本
なんと、C「31本分」!
稲穂一本分は約70粒。稲の一株には約25本の稲穂があり、一株に約1,750粒のお米が作られるそうです。
コンビニのおにぎりの海苔と具を除いたご飯の重さを100グラムとすると稲穂31本分の米粒が使われ、株数にすると約1.24本になり、私の想像よりも多くの稲が使われているではないですか…。
ここで思い出されるのが食品ロスのお話。
日本ではまだ食べられるのに廃棄される食品が年間523万トン。523万トンと聞いてもピンときませんが、おにぎりに換算すると一日に1億2000万個を廃棄していることになります。
更に罪悪感を感じるために稲穂で換算します。おにぎり1億2000万個×稲穂31本=37億2000万本分の稲穂を一日で廃棄しているとは…OMG!その量は増える一方で食料自給率の低い日本では由々しき問題ですぞ!
『米』という漢字は「八十八」という漢字から成り立っています。88回もの手間が米作りにかかる事から由来しているという説があり、『食べ物を粗末にしてはいけない』という倫理観が生み出した漢字のように思います。物価高の今、食品ロスについて改めて真剣に向かい合う良いチャンスかもしれません。
きなこ